Sep 30, 2014
船長家ヨット、陸に4泊し、海に帰る。
数年に一度行わなければならない、主に船底へのメンテナンスを施した後、船長家ヨットを再び海に浮かべる日、それが、今朝だった。
船長と私が到着するやいなや、ボートヤード関係者が動き出した。私達には到底手伝うことのできない、ボートのバランスを完璧に保つ中での作業。素人目には、ひとつ間違えれば、ヨットのドミノ倒しが起こりそうな緊張感が漂う。写真右で見守る男性は、このブログ内で有名!?な船長。ちゃっかり、私の編んだアランセーターを身につけ、お洒落に決めている。よっ、いい男!
ボートヤード関係者のひとりが、輝く船体を見て、「ワックスかけた?」と、聞いてきた。 船長も私もにんまり。今回はさすがにワックスまでは手が回らなかったが、黄ばみを丁寧にとったのが、そう思わせたに違いない。
無事、海に浮かび、波を切ってハーバーに戻った船長家ヨット。写真は、まだまだ続く!
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Sep 29, 2014
出会うのは数年に一度だけ。
船長家所有のシー(sea)ヨットと、ランド(land)ヨットが対面するのは、たった数年に一度のこと。どちらも、船長と私に、美しいワシントン州を見せてくれる。
テントキャンピングや、バックカントリーキャンピングから始まった船長による大阪育ちの私への、アウトドアレッスン。日本では、屋外で眠ることも、山を登ることも経験のなかった私は、アメリカの巨大で強烈な蚊に悩まされつつも、どんどん魅せられていった。しばらくして、キャンパーバンを手に入れ、続いて、ヨット。ヨットに関しては、船長にとって3艇目。セーリングを船長から学んで5年。ようやく、船長が安心していられるクルーとなりつつある。(まだまだ学ぶこと、強化することはある。)
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船長を惹きつける香りを持つ私。
船長と私は、携帯電話やi phone を持たない世にも珍しい人種である。そのため、互いの居場所を把握しない時間帯がある。船長は在宅勤務のため、家で1日の大半を過ごす。いや、過ごしているはず。私は、オフィスに出勤する。どちらも、仕事中は、コンピューターを使用するので、用があれば、メールの交換は可能。互いの居場所を把握しない時間帯、それは、私がオフィスを出た瞬間に始まる。
仕事柄、帰路に着く前に、複数の銀行に足を運ぶ私。回る銀行の数も順番も、日によってまちまち。ただ、銀行回りが終われば、途中寄り道をしつつ、たいがい決まって、帰路につく。そして、意に反して老化の坂を滑り落ちる自分の体に鞭を入れるべく、また、ビール腹対策も兼ね、必ず徒歩で帰宅する。
そんな帰り道、毎日のように、車を運転中の船長に遭遇する。船長が反対方向に向かっている場合は、 笑って大げさなまでに手を振ってすれ違うだけで済むのだが、同じ方向の場合は、私を拾うことになる哀れな船長。時に、背後から迫る聞き慣れたモーター音に振り向いた私が、船長を先に見つけ、ビール腹をちら見せし、親指を立て、ヒッチハイクを試みることもある。
そんな船長、そういうことがある度に、「今日もまた、出会ってしまった。どうして。。。」と嘆くので、「あなたは、私の香りに惹き付けられているのよ。おほほ!」と、笑い飛ばす私。そして、「香りというより、ひょっとしたら、臭いなのでは・・・?」と返す船長に、大阪女としてはウケまくる。
どちらであるにしても、赤い糸が見えるって、話。
写真は、船長と私のヨットが掲げる日本国旗。
日本語、もう流暢に話せないけれど、お味噌汁も白米も恋しくないけれど、アメリカという社会に生きる日本人であることを唯一主張するのが、この旗。私達のヨットは、日米のハーフなのでね。
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Sep 28, 2014
化粧は女を化かす。そして、ヨットも化かす。
この土曜・日曜と励みに励んだ、ヨットのメンテナンス@ボートヤード。
1.船底に赤の塗料を、船底上のブーツストライプ (Boot Stripe) と呼ばれるラインに、濃紺の塗料を塗装。
2.船尾の塗料を剥がし、新たに白の塗料を、船長がブラシで塗装。
3.船体(白)の黄ばみとり。"FSR" 及び "On and Off Gel" 使用。
これだけで、丸2日間。たかが、10メートル程のヨットで大人二人が朝から夕刻まで2日間作業しなければならないのだから、より大きなヨットへの憧れは全くなし。
41歳のヨットも、これだけ化粧されれば、若くそして美しく見えるというもの。ヨットなだけに、「傾き美人」となった船長家ヨット。分かる人にしか分からない表現か?
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Sep 27, 2014
船長家ヨット、数年に一度のお化粧に輝きを放つ。
週末の天気予報が良かったので、金曜日に陸にあげた船長家ヨット。土曜日の今朝、船長に早起きを強いられ、ボートヤードに向かったのに、小雨なうえに肌寒かった。
プロペラの掃除や、剥がれ落ちそうな古いペンキをこそげる作業で午前を終了。船長の雇用方針により、労働者にランチとビールが提供されるとのことで、ビールの醸造所でほろ酔いランチ。
午後になって、ようやく雨の危険がなさそうな空模様になってきたので、ペンキ塗りを開始。これはいつも私の仕事。「1缶で全ての範囲をカバーでき、余りがでるからね。」と、船長に念を押された意外、指示もなく。
鼻歌にダンス混じりで、るんるんペンキを塗っていたら、ヨットの半分も塗られないうちに、ペンキの量が半分になっていることに、船長が気づき、緊急集会・・・ ペンキをもっと伸ばして使うよう見本を見せられたうえ、その後船長の監視下に置かれる。
最終的には、かろうじで余りが出て安堵したのだが、恐らく、片側のみ十分なペンキが塗られたような状況。もう片側は、薄っぺらい伸ばし伸ばしのペンキ。
ごめん、船長。ごめん、薄っぺらくなってしまった側。
ペンキ一缶、1万4000円だったらしい。もう一缶とはいかない理由。応援のクリック、ほんまにありがとう!
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Sep 26, 2014
雨の降る午前8時。船長家ヨットが陸にあがる。
船長家のクルージング用ヨット、今朝、午前8時、どしゃぶりのなか、無事、上陸を果たした。4年半ぶり。天気が良くなるらしい明日から、船体(水面下部分)のペンキ塗り及びプロペラのクリーンアップ等に取り掛かる。昨年、ダイバーを雇って、水面下の船体を清掃してもらっていたからか、4年以上海水に浮かんでいた割には、予想以上に綺麗だった。目に見えるダメージも一切確認されず、最小限のメンテナンスで済みそうだ。
そう、予告していた船長家のビッグイベントは、このヨット上陸計画だった!
穴のあいたTシャツにジーンズで、明日はペンキ塗り塗り。応援のクリック、ほんまにありがとう!
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食欲の秋、到来。船長居ぬ間に、愛してやまない、麺を頂く。
日本人はどうやら、麺類を好み過ぎなのではないか、と、気づいたのは、アメリカに暮らしてからだ。蕎麦、うどん、パスタ、中華麺、素麺・・・ 頻繁に食卓に登場するにもかかわらず、飽きることを知らないのは、ひょっとしたら、白米同様、麺類は日本人のソウルフードでさえあるのかもしれない。
船長と私の間にある唯一の温度差は、麺類に対する情熱だったりする。私の過度な麺類嗜好に、最初の頃は合わせてくれていた船長だったが、最近は、私の麺類、といっても、日米両国民が共に楽しめるパスタなのだが、そのリクエストは、ことごとく聞き流されている。
そうなれば、自分で作るしかない。そう、もはや船長家では、麺類は私だけが、昼にこっそり頂く食べ物となりつつある。
今日は、珍しく、午前8時台に出勤したため、私の体内時計が、午前10時には危機的空腹サインを発信した。通常10時過ぎに出勤し、2時間以内にランチとなるので仕方のないことか。そのため、10時過ぎに、カフェに出向き、周囲がまだ、クッキーにコーヒーという朝食をとっているなか、サンドイッチを昼食として頂き、職場に戻った。それにもかかわらず、帰宅した午後1時頃に、また空腹に襲われたのだ。どうした、私!?
たまたま、船長が家を留守にしていたため、素早く、二度目の昼食に麺類が候補としてあがる。そして、すかさず、湯を沸かす。冷やし中華 w/ Spaghetti!! ご近所さんの庭で育った、きゅうり、とまと、紫蘇の葉とともに。冷やし中華のたれは、多めに作っておいたものが冷蔵庫の片隅に。瓶をよく振って、かけるだけ。
あぁ、幸せの極み。
夫婦といっても、分かり合えないことはある。応援のクリック、ほんまにありがとう!
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Sep 25, 2014
予定が変わった船長家。
ちょっと株式市場の動きが怪しいらしく、船長家、結局、今宵、家で過ごすことに。ヨット泊はなくなったけれど、明日のとあるビッグイベントのために、ヨットの移動だけは今日午後完了。
明日、ニューヨーク市場が開く前に船長は起床し、私は、午前8時に起こるビッグイベントに参加するため、珍しく早起きをすることになる。(通常私の平日の起床時間は午前9時前後。出勤は、10時半か11時。あくまで、気の向くままに。)
午前8時直前まで寝ていたかった私が切に願ったヨット泊は叶わなかったが、明日のビッグイベントには、わくわくどきどき!
オーブンの中の子羊のシチュー(船長作)が香る船長家より。応援のクリック、ほんまにありがとう!
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ヨットで眠る今宵。果たして、向かう先は・・・
Sep 24, 2014
船長の初めてのロピセーターの進行と、なぜかゴリラ。
私には、ある習慣がある。それは、毎朝、きちんと直したベッドの上に、今編んでいるプロジェクトを置いて、しばしの間、眺めること。見てうっとりするため(いわゆる、自画自賛。)だけでなく、そのプロジェクトに対するモチベーションをあげるために欠かせないことだったりする。その後、身支度をして、そのまま仕事に出かける。
今日、仕事から家に帰ると、ゴリラが毛糸玉をちゃっかり枕にして、編みかけのセーターの中でぬくぬくとくつろいでいた。船長の仕業だ。私の居ぬ間に、ゴリラを投入!そして、一切その件については語らない、それが船長である。
そんな船長のいたずらの記録と、丁度良い機会なので、進行状況を。10日間のクルージングの間に、袖#1を編み終えた。今は、袖#2を編んでいるところ。陸上での生活は、それなりに慌しく(主に仕事のため)、なかなか編み物に没頭することはできないが・・・
袖#2を編めば、いよいよ、ロピセーターの中で一番編み甲斐のあるヨーク部分に取り組むことができる。
頑張れ、私。
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Sep 23, 2014
9回目の結婚記念日、そして続く船長と私の航海。
今日は、船長と私にとって特別な日。9年前の今日、唯一船長両親同伴のもと裁判所で質素に結婚した。日本の私の両親はいまだに、船長に会ったことがない。これからも、会わせる機会はないだろう。生活費を蝕んだ娘の実家暮らしにピリオドを打った、私の両親にとって、予期せぬ私の国際結婚は、その程度の実感かもしれない。
船長と私は、太平洋に阻まれた、短期の超遠距離恋愛のすえ、アメリカにて同棲3ヶ月間を試したのち、結婚した。そんな展開を選択しなければいけなかった理由は、私にそれ以上アメリカに住み続ける資格がなかったため。弁護士に相談した結果、結婚というステータスを選ぶことになった。
結婚して数年の間、「喧嘩」の耐えない夫婦だった。互いに乗り越えないといけないことが多すぎて、何度も挫折し、泣いた。私にはパニック障害も発症し、自分の呼吸すらコントロールできない日々だった。
振り返ると、船長も私も、互いのために、変化に変化を重ね、今に至っている。私を少しずつ、でも確実に変えていったのは、間違いなく、船長の愛。それが私の核を徐々に強くし、愛される喜び、愛する喜びに私達の日常が満ち溢れていることに気づいていった。
航海には嵐もあり、平穏もあるもの。10年目の航海は船長と何を見、何を経験し、何を感じるのだろう。
とある島のハーバーで、続く航海に向けて水とガソリンの補充を受ける私達のヨット。今日という日は、10年目という航海に向けて補充する日なのだ。
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Sep 22, 2014
明日は、船長と私の9回目の結婚記念日!
Sep 18, 2014
2年ぶりに訪れた Hunter Bay の魅力。
船長と私が愛する島のひとつは、Lopez Island。昨日紹介した、ワシントン州フェリーでも訪れることができる島。この島の魅力は、なんといっても、島民が皆、フレンドリーなこと。対向車線の車に、wave するのが習慣となっている島なのである。船長と私が、道路脇を歩いていても、wave の対象となるので、私達も、wave するよう心がけているのだが、wave が返ってこない場合は、島外からの旅行者である確率が高い。例えば、オレゴン州のナンバープレートだったりとか。
2年ぶりに訪れた、Hunter Bay は、そんな Lopez Island の南側にある。写真のように、スケールの大きなオープンな眺めが楽しめるうえ、群のドックがあり、島への上陸が可能。そのうえ、たまたま満月の晩に滞在したら、それはそれは美しい日の出・月の出を鑑賞することができた。星空も、広大で最高!
結局、そんな Hunter Bay を去ることができず、ちゃっかり2泊した船長と私だった。
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