Sep 29, 2014
船長を惹きつける香りを持つ私。
船長と私は、携帯電話やi phone を持たない世にも珍しい人種である。そのため、互いの居場所を把握しない時間帯がある。船長は在宅勤務のため、家で1日の大半を過ごす。いや、過ごしているはず。私は、オフィスに出勤する。どちらも、仕事中は、コンピューターを使用するので、用があれば、メールの交換は可能。互いの居場所を把握しない時間帯、それは、私がオフィスを出た瞬間に始まる。
仕事柄、帰路に着く前に、複数の銀行に足を運ぶ私。回る銀行の数も順番も、日によってまちまち。ただ、銀行回りが終われば、途中寄り道をしつつ、たいがい決まって、帰路につく。そして、意に反して老化の坂を滑り落ちる自分の体に鞭を入れるべく、また、ビール腹対策も兼ね、必ず徒歩で帰宅する。
そんな帰り道、毎日のように、車を運転中の船長に遭遇する。船長が反対方向に向かっている場合は、 笑って大げさなまでに手を振ってすれ違うだけで済むのだが、同じ方向の場合は、私を拾うことになる哀れな船長。時に、背後から迫る聞き慣れたモーター音に振り向いた私が、船長を先に見つけ、ビール腹をちら見せし、親指を立て、ヒッチハイクを試みることもある。
そんな船長、そういうことがある度に、「今日もまた、出会ってしまった。どうして。。。」と嘆くので、「あなたは、私の香りに惹き付けられているのよ。おほほ!」と、笑い飛ばす私。そして、「香りというより、ひょっとしたら、臭いなのでは・・・?」と返す船長に、大阪女としてはウケまくる。
どちらであるにしても、赤い糸が見えるって、話。
写真は、船長と私のヨットが掲げる日本国旗。
日本語、もう流暢に話せないけれど、お味噌汁も白米も恋しくないけれど、アメリカという社会に生きる日本人であることを唯一主張するのが、この旗。私達のヨットは、日米のハーフなのでね。
そんなお笑い系の船長と私に、応援のクリック、ほんまにありがとう!
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