Apr 27, 2015
船長家の冬の別荘地。
1月に、生涯初めてのスキーレッスンを受けてからというもの、船長とキャンパーバンが、そろって不調の期間を除き、足繁く毎週末通い続けた、船長家の冬の別荘地、雪山。
冬が去り行くことは、船長にとっても、私にとっても、この年に至るまで、待ち遠しいことであったものの、今年はそうは一切思えず。冬に去ってもらいたくない、スキーの練習をまだ続けたいという気持ちがあまりに大き過ぎて、複雑な心境だったりする。この真っ白な雪が溶けていくのは、とてつもなく、はかなく、そして、切ない。
冬という季節を、ここまで楽しめるようになったのは、まさにスキーのおかげ。どちらかといえば、冬の間は、室内に籠もり、アート・クラフトに没頭してきた船長家を、アウトドアの世界へと引きずり出した。
とある年長の知人から、「スキーを習うには、遅すぎないか?」と、言われた際、船長が、「そう考えるあなたには、そうかもしれないですね。」と、笑って返した。年を取ってから、何か新しいことを始めることを快く思わない人達には、船長と私は、奇人だろう。年齢で物事を区切り、年齢を言い分けにして、チャレンジしないのは、もったいない気がする、というのが私達の本音だ。
幼い頃から、スキーをしてきた人達にスキル面で追いつくことは決してないかもしれない。私達が求めているスキーのスキルに、到達することが目標だ。それさえはっきりしていれば、学ぶタイミングなんて、意味の無い話だ。学びたいから学ぶ。ただ、それだけ。
船長も私も、まるで自転車を補助車輪無しで乗り回す奇跡を探すように、スキーに没頭した冬だった。それは、とても覚束なくて、歯がゆいものでさえあった。
そんな経験を、40歳前後で味わった。
生きるって、ただただ面白い!
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