Dec 30, 2014

アメリカに生きる、いち日本人の年の瀬。


会社の日本人の同僚は、今日から、アメリカ人夫とお嬢さんのために、お節料理に取り掛かるらしいが、船長家には、全く無縁。大晦日を明日に控えた船長家、普段と何一つ変わりない、くつろぎの時間を過ごしている。そういえば、ここ数年に至っては、大掃除さえしなくなった。

「郷に入れば郷に従え」で、この異国の地で、日本人らしい生活や慣習を実践しない日本人、それが私。30年近くも、日本という環境の中で生きたのだから、敢えて違う生き方をしたい。

その結果が、船長と私のアドベンチャー中心ライフスタイルである。

ここに至るまで、長年に渡り、船長による厳しい特訓を受けてきた。大阪生息時代、高級ホテルのトイレのみ愛用していた私に与えられた、最初の挑戦は、ずばり、汲み取り式便所だった。最近の氷点下の中のキャンピングも、明らかに特訓のひとつと数えることができるだろう。

周りを見渡せば、日本では容易く手に入らないような数々の機会に溢れているヨット天国地方。私は、アメリカ人夫である船長の影響も強くあって、いつしか、ただの冒険者になっていた。

そして、いまや、私達にとって、冒険こそが人生なのである。

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