Oct 22, 2014

昨年の今頃は日本に。


昨年のちょうど今頃、日本にほんの一週間程、一時帰国していた。5年半ぶりだった。

暗闇の早朝、地元から空港バスに乗って、ひとり、SeaTac Airport へ向かい、国際線で太平洋を渡った。へとへとになって、やっとこさ到着した関西国際空港、実母が迎えてくれた。が、到着して、1時間も経たないうちに、母に、「帰ってこなければよかったんや。」と、口にされた。その瞬間から、私の帰国の意味はなくなった。すぐにでも、アメリカに、船長の元に引き返したかった。

海外に居住する娘として、両親が元気なうちに会って一時を過ごしておきたい、一時帰国の目的は、ただそれだけだった。私は、何のために海を渡ったんだろう?仕事を一週間休んで、決して安くはない航空券を購入してまで帰国したのに・・・ その晩は、布団の中で子供のように泣いた。

実家に1泊だけした後、行き場のない私を引き取ってくれたのは妹夫婦と姪っ子・甥っ子だった。家族として温かく迎えてもらえたことに、心底救われた。

実父に会えたのも、その一週間のうち、わずか2時間程だった。

あれから一年・・・か。




結論。私には船長のいるアメリカがもっとも居心地良い。応援のクリック、ほんまにありがとう!

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