Oct 14, 2014

ワシントン州の秋の森を歩くなら。


トリュフを探し当てる豚さんのごとき、船長についていくのがおススメ。船長は、豚さんのように鼻できのこは探し当てないが、年月をかけた独学と経験に基づき、確実に、きのこを見つけ出すのである。

私も、船長と同じ年月、きのこ狩りを楽しんできているが、船長と大きく違うのは、その種のきのこが好む環境を十分に観察していないことにある。目の前のきのこに夢中になり過ぎて、そのきのこが育つ環境は全く目に入っていない。いくら環境に注意を払うよう心がけても、木の種類は曖昧(針葉樹、もしくは、落葉樹)、コケの絨毯を好むようだくらいしか言えないのである。

船長は、針葉樹は針葉樹でも、スギ (Cedar) 、エゾマツ (Spruce) 、ツガ (Hemlock)、モミ (Fir) 等、葉の形や、樹皮によって、いとも簡単に判別してしまう。そして、それは、船長のボスにとっても、「お茶の子さいさい」なことなのである。こ・これは、日本とアメリカの自然に関する教育の違いなのか、それとも、理系がさっぱりだった私だからこその問題なのか?これまで何度も何度も、船長による木の判別トレーニング、通称「この木なんの木気になる木?」を受けているが、一向に習得できる気配がない。

そのため、きのこの育つ環境チェックは、もはや完全に船長に押し付け、私は、ただただ、「きゃ!きのこ!」と。はしゃぐだけでよいのである。




そうして甘やかされる結果、私という人間は、果たして成長するのだろうか?応援のクリック、ほんまにありがとう!

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