Jul 6, 2015

失くした片方のサンダル。


7月4日(土)の独立記念日のため、棚からぼた餅的に三連休になった船長家の週末。花火の騒音を避けるべく出かけたのは、船長家が、ここ5ヶ月間毎週末を過ごしている、Mt. Baker-Snoqualmie National Forest。船長家が若葉マークのスキーに興じた、Mt. Baker Ski Area は、この国有林の中にある。

さて、話は変わって、独立記念日に、船長が選んだ涼み系のハイキングは、失敗に終わる。船長が目指した、Price Lake という名の湖は、3マイル程を歩いた後、流れの速い川によって、行く手を阻まれた。地図にトレイルすら明記されていない Price Lake に向かうと言った、ハイカー数名に出会ってからというもの、この一週間、その幻の湖に思いを馳せてきた船長。ただ、流れの速い、深さもそれなりにあるように見える川に足を踏み入れ、横切ることはあまりに危険と最終的に判断した。

そのため、予定急遽変更。先週末も歩いた、地図に明記されたトレイルを引き続き辿ることに。

そして、たどり着いた川で、やれやれと、バックパックをおろした際に気付く。私の片方のサンダルがなくなっていることに・・・。船長作のたまごサンドにチップス、ビールでランチして、川で涼もう思った矢先の、サンダル、片方のみ紛失事件。

船長、素早く荷を下ろし、水筒に水を補い、

船長 「ビールを(川の水で)冷やしながら、ここで待っていてください。探してきますから。」

私 「帰路に見つかるから、いいって!」

でも、水筒片手に出発してしまった船長。熊が出没する大自然界に、ひとりぼっちで取り残された人間、私。船長に命じられた、ビールを冷やすというシンプルかつ重大な任務を全うしつつ、ブーツと靴下を脱いで、自らの足もついでに冷やしてみるが、装った平静とは裏腹に、募る不安。

そして、数十分後、失くした私の片方のサンダルとともに戻ってきた船長。なんと、往復2マイル歩くことになったらしい。

私 「もう!いいって、言ったでしょ!(泣)」

船長 「せっかく、ここまで歩いたんですから、両方のサンダルで、ユキには快適に冷たい川の水を楽しんでもらいたかったんです。そのうえ、紛失したのは、僕の責任ですから。」

どうやら、船長には、心当たりがあったらしく。途中、船長が、私のバックパックから虫除けローションを取り出した場所で、そのサンダルを落としてしまったのかもしれない、と。

船長が戻ってくるや否や、包まれる大きな大きな安心感。

船長家版、シンデレラストーリー。

- Hiking Report -

Where : Nooksack Cirque Trail (Mt. Baker Area)

Date : July 4, 2015

Length :  9 miles, roundtrip

Elevation gain : 500 ft 

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