アメリカという風に吹かれて。

６月末に、９回目のアメリカ移住記念日を迎えたわたし。当初は移住することになろうとは思ってもいなかったけれど。予約していた日本に帰国する便に搭乗しなかったという（笑）

一番苦労したのは、とにかく英語。みんな何言ってるのか、全く分からんし、私の言ってること分かってもらえないし。２０代後半だったにも関わらず、もう赤ちゃん状態。私、何にもできない・・・と、卑屈になってた。商社でバリバリ働いていた日本での生活から一転、保護者（船長）同伴でないと、外も歩けず、船長以外の全ての人に大きく後ずさり。話しかけてくれるなオーラをじゃんじゃん出して生きてた。

そんな私でも、間もなく仕事に恵まれ、SUSHIレストランのサーバー（ボランティア）、ラグデザイナーの下での織り職人の見習い（ただ働き）、永住権取得後、正規に織り職人として雇用後、ま、色々あって、行きつけの毛糸屋さんで経験もないのに経理の仕事に関わり、そのおかげで、今があったりする。

船長と私の生活においては、結婚して間もなく、テントと寝袋、そのうち、キャンパーバンを手に入れ、その数年後には、ヨット。日本でキャンプしたことさえなかった私が、 しまいには、テントに寝袋、食料に水をかついで、山を登り、トイレもない環境でキャンプすることも。（スコップさえあれば、はい、オッケー！）海に全く縁などなかった私が、船長からセーリングを学び・・・

アメリカという風に吹かれて、どんどん変わる自分。 そして、どんどん好きになる自分。船長が見せてくれる全ての世界に、心からありがとう！




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